どの部署で活躍したいか考える!外来、病棟、手術室ーー働きたい部署はどこですか?

病棟看護師が行う仕事の内容

病棟看護師の仕事は、慢性期や回復期などそれぞれの患者に適した看護を行っていくことです。症状が落ち着いているからといってちょっとした変化を見逃すことがないよう、毎日注意深く観察を行うことが重要となります。入院生活を送るうえで、困りごとがあってもなかなか自分から話してくれない患者もいるため、常に観察して察することが大切でしょう。観察から得られた情報をもとに、体の不自由の改善に向けてリハビリで取り入れることがないか他の部署と協力する必要性もあります。

食事の配膳も患者の様子を見ながら行わなければならず、特に食前に薬の服用が必要な患者は、薬をしっかりと飲んでいるか確かめなければなりません。高齢者や麻痺がある患者は、薬を飲んだように見えて口内に残っていることも多く、口内に残っていないか確かめることも病棟看護師の仕事になります。

患者から信頼を得ていないと、なかなかスムーズに口内を見せてもらえないことも多いので、日頃からコミュニケーションを取ることが大事です。体が痛い痒いといった訴えもしょっちゅうありますが、その都度状態を確認をするべきですし、腫れや傷を気にしているようであれば、だんだんと回復してきていることなどを報告すると安心してもらうことができます。

入院中のことだけでなく、退院して社会復帰することも考えたサポートを行うことも病棟看護師は忘れてはいけません。また、患者の家族が悩んでいるようなときには、医師と協力しながら相談に乗ることも病棟看護師の役割です。